カメムシRoombaの悪夢と復活まで…

雑記

Roombaの様子がおかしい…。
いつもと明らかに違う…。
排気口から吹き出す空気が………………

カメムシ臭い。

…ことの発端は、使ってない和室をRoombaに掃除させていたと時のこと。
どこからともなく雑草のような青臭さが漂ってくるのに気づいた。
実は直前にカメムシを発見して、そっと外に追い出していたので、一瞬ソイツの臭いかと思ったが………違う。
だって追い出す時は臭くなかったもの…。

嫌な予感を感じながらRoombaの排気口に顔をつけずけると…。

「カ、カメムシ臭えッ…!」

これは、もしかしてもしかすると、カメムシを吸引したのでは…。

Roombaには本体裏面の吸込口に回転するローラーが2組ついていて、そいつがメリメリと床のホコリやゴミを拾い集めるような構造になっている…。

もしカメムシが吸引されていたとしたら、そのローラーでメリメリっとされた後、ダストボックスに吸い込まれているハズだ…。

虫全般はそれほど苦手じゃないが、カメムシの臭いはかなり苦手な部類に入る。
というのも、幼い頃に薄暗いキッチンで、カメムシを気づかずに手のひらで潰してしまったことがあるのだ…。

しかも、当時の私はそれに気づかず、昼食に用意された大好物のカップ焼きそばを食べ始めてしまった…。
焼きそばを食べながら「なんかこの焼きそば、カメムシ臭いな…」と思って、臭いの元を探っていたら、割り箸を握る己の手から強烈なカメムシ臭が漂っていることに気づく…。

「く、くさっ!なんでこんなところに!?」

と思ってパニックに陥っている状態で、さらにダメ押しのように食卓の上でカメムシが潰れていることに気づき私は絶叫した…。
慌てて手を洗うものの、カメムシを素手で潰してしまったものだから、濃度120%のカメムシ臭は全然取れず、大好物のカップ焼きそばを楽しむ気分は物理的にも精神的にも台無しにされてしまった…。

(ちなみに、余談だがこの薄暗いキッチンでは過去にも、羽虫を見つけて素手で捕まえたらアシナガバチでブスリと刺されるという悲しい事件があった…。)

そんな、トラウマがあったのものだから、カメムシ臭が本当に苦手だ。

Roombaにはとりあえず掃除を中断してもらい充電ドックに戻したが…
再びRoombaを使うには中を確認して、しかるべき対応をしないとけないのだが…。

現実と直面する心の準備ができず、その日はそのまま放置してしまった。

翌日、一念発起してダストボックスを開封。
…と、以外にもダストボックス内にカメムシの姿はなかった…。

ダストボックスから脱出したのか、はたまたホコリに紛れて気づかなかったのか…。

とりあえず臭いを確認すると、ダストボックス内部。特にフィルターがカメムシ臭い。
どうやらカメムシ臭成分がフィルターの不織布に染み込んでしまったらしい…。

Roombaのフィルターはなかなかに良いお値段なのだが泣く泣く処分。
そして内部にアルコールスプレーを吹きかけ放置することにした。

なんでもカメムシ臭は1週間も経つと揮発するらしい。

ちなみにアルコールスプレーをかけたのは、なんとなくアルコールの揮発に誘引されて、カメムシ臭がはやく消え去ってくれるんじゃないかという期待と、消毒することでカメムシの残滓を浄化しようという一種のスピリチュアルな儀式的行為であるため、科学的根拠はございません。

というわけで、その週はRoombaにはお休みしてもらい、改めて週末に臭いを確認したところ…。

…お!臭いがない!

あの忌々しいカメムシ臭がスッキリなくなっている。

念の為起動して掃除させたが、全然カメムシ臭がしない。

一時はこのままずっとRoombaが「自走式カメムシアロマディフューザー」と化してしまうかと心配したが、すっかり復活できてホッとした次第であった。

みなさんも、Roombaがカメムシを吸ってしまったら1週間位放置してみてください。

(余談だが、今回生成AIを使ってサムネの素材を生成したので、そのあたりの話もこんど書いてみたい。)

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